犬のアトピー性皮膚炎におすすめのシャンプーと注意点

犬のトリミング
AmandaCullingford / Pixabay
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犬のアトピー性皮膚炎は、皮膚のバリア機能の低下によって些細なものでもアレルゲンとなってしまい、湿疹やかゆみを引き起こしてしまう皮膚病です。

ホコリでさえもアレルゲンとなってしまうので、生活環境を衛生的に保つことはもちろん大事ですし薬を使った治療も行いますが、同時に皮膚のバリア機能も強くしてあげなければなりません。

皮膚のバリア機能の回復を薬以外のケアで行う方法として、食事の見直しとシャンプー剤の工夫があります。

ここでは、アトピー性皮膚炎におすすめのシャンプー剤についてお話ししていきますので、少しでもかゆみや炎症を抑えてあげたい飼い主さんは選択の一つとしてお役立てください。

 

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犬のアトピー性皮膚炎専用の薬用シャンプー

 

アデルミルシャンプー

皮膚疾患にシャンプーでも治療ケアとして取り入れている動物病院であれば、こうした処方用の薬用シャンプーがあります。

ですが、スキンケアに力を入れていない…と言いますか、シャンプーでの治療にあまり関心がない病院であればそもそも扱ってもいませんし、シャンプー知識も低いのでその点は注意です。(事実私が短期間だけ勤めたことがある動物病院がそうでした…カナシミ)

リンクのようにネットでも購入は可能ですが、もし動物病院で取り扱いがあるのであれば獣医師に相談して動物病院での購入を原則おすすめします。

すでに動物病院で診察・診断を受けてアデルミルを使用するように言われている方や、現在特に皮膚疾患を抱えておらず(湿疹・かゆみ・脱毛・ひどい抜け毛・膿など)日常ケアとして使用したいという方はポチッとどうぞ。

 

薬用シャンプーを動物病院で相談・購入の理由

薬用シャンプーとはいえシャンプーという理由だけでつい簡単に考えられてしまいがちなのですが、薬用シャンプーはいわばシャンプーの形をした薬です。

つまり、薬用シャンプーを使用するためには必ず獣医師の診察→診断→処方のステップが不可欠となるため、獣医師以外の人間が勝手に選択・使用することはできません。

また、実際に出ている症状に合わせた薬用シャンプーを選びはしなければなりませんので、素人が安易に使うことはできないのです。

ですが、アデルミルシャンプーのようにアトピー性皮膚炎はもちろん、皮膚を健やかに保つことを目的に日常ケアとして使用できる薬用シャンプーもあります。

そのため、おすすめのシャンプーとしてご紹介しているわけではありますが、日常ケアとしての使用目的の場合でも治療を必要とする特別な皮膚疾患がないことが前提です。

ですので、現在何か皮膚トラブルを抱えている場合は、必ず動物病院で診察を受けるようにしましょう。

 

トリミングサロンで当たり前にあるノルバサンシャンプー

よく「サロンでノルバサン使ってます!」というお声があるように、サロンには当たり前のようにノルバサンが置いてあります。

ですが、ノルバサンは皮膚疾患に万能なシャンプーではなく、こちらもれっきとした薬用シャンプーです。

つまり、必ず獣医師による診察によって使用を決めるものですので、トリミングサロンが勝手に使用していいものではありません。

じゃあなんで置いてあるの?というところについては全く分からないのですが、専門学校でも「皮膚に優しいシャンプーだから皮膚が弱い子はこれ使って」と指導があるくらいなので、恐らく単純に『皮膚が弱い子のシャンプー』というくくりなのだと思います。

ちなみにノルバサンシャンプーは膿皮症に使うシャンプーですので、皮膚が弱いから使えばいいというものでもありません。

もちろん、アトピー性皮膚炎に使うものではありませんので、選択からは外れるシャンプーとなります。

犬友さんに「うちの子はサロンでノルバサン使ってますよ!」なんて言われたとしても、じゃあうちの子もそれでいいのか!なんて簡単に考えないようにしましょう。

そもそも何度も申し上げますように、薬用シャンプーを独断で購入・使用してはいけません。

 

薬用シャンプーではないけどおすすめのシャンプー

薬用シャンプーはいわばシャンプーの薬ですので、獣医師の診察・診断がなければ誰であろうと勝手に使用はできません。

ただ、簡単に誰でもネットで購入できてしまうのも事実ですが、それにより間違ったシャンプーの選択をすると皮膚状態の悪化にも繋がるため、自己判断による購入は厳禁です。

しかし、薬用シャンプーではなくアトピー性皮膚炎にも使える日常ケア用のシャンプーもあります。

それがアロビーンシャンプーです。

こちらは高保湿シャンプーで、乾燥を防ぎ、痒み・フケを抑えてくれるアミノ酸系のシャンプーです。

余分な汚れは落とすけど必要な潤いは残してくれるので、肌荒れで悩んでいる飼い主さんにもおすすめ!

(毎日のシャンプーにハイター消毒でボロッボロの見たからに痛々しい日々からさよならできたシャンプーなのだ!)

アロビーンシャンプーのいいところは、アトピー性皮膚炎でかゆみに悩んでいる子に使用できるだけではなく、乾燥・フケで悩んでいる子にも効果を発揮してくれるというところです。

それだけ保湿力の高いシャンプーだということなので、特別な皮膚疾患がなければアロビーン一択!と言っても過言ではありません。

ただ、ココナッツの香りが結構強いのであまり強い香りは好きじゃないなぁ…という人は微妙かも。

私はトリミング後も薄まらない香りに癒されるし、ふわふわでやわらかい被毛になるから大好きです(*´Д`)hshs♡

子犬や月に数回シャンプーをしたいという場合にも使うことができます。

 

シャンプー後の保湿力を更に高めたいなら洗い流さない保湿剤

基本的にシャンプーだけよりも、シャンプー後に洗い流さない保湿剤を併用した方が断然保湿力は高いです。

皮膚疾患はもちろん日常的なケアであっても保湿は重要ですし、バリア機能の維持や向上のためにも疎かにはできないケアです。

特に皮膚疾患を抱えている子は保湿剤でのダブルケアはより重要となりますので、是非検討…というよりも是非やってあげてください!!

そして、個人的には保湿剤としてアロビーンコンディショナーおすすめです。

はいでました!またまたアロビーンです!

えぇ…だって本当にすごいんだもん…保湿力が…。

例えば、今現在使っているシャンプーがあって仮にそれがあまり保湿力が高くないものだったとします。

ですが、アロビーンコンディショナーを使えばそれだけでもぐんっ!と皮膚・被毛共に保湿されるので、いつもよりもワンランク上の仕上がりになるんです。

それでいて、アトピー性皮膚炎に悩んでいるわんちゃんにも使えるのでおすすめなんですよねぇ( *´艸`)ウフフ

保湿剤にはスプレータイプもありますが、やはりクリーム系タイプのほうが保湿力は高いです。

そして、アロビーンはベタつかず少量でよく伸び薬用シャンプーを使った後の仕上げのケアとしてなど、オールマイティにいけるのでとても使いやすいのも魅力的。

 

アロビーンコンディショナーの使い方は3通り

まるで信者か回し者のようにアロビーンを推していますが、皮膚ケアに力を入れている動物病院トリマーとして10年勤務していたなかで、これまでにない感動を味わったのがアロビーンだったんです。

そのため「もうこれ以外は考えられない!」みたいになるのは仕方ありません( ˙꒳​˙ )

ですが、もちろんなんでもかんでもアロビーンを推すわけではないので安心してください。

さて、そんなアロビーンコンディショナーには使い方に3通りの方法があります。

基本的には洗い流す必要はなく、皮膚の保湿を目的にするなら直接塗布する方法がベストです。

使い方その1.皮膚・被毛に直接塗布

シャンプー→タオルドライ→アロビーンコンディショナー→ドライヤー

手のひらに少量(1~2㎝くらい)出して、ワックスのように手のひらから指の間まで伸ばしたらそれを皮膚に馴染ませていきます。

被毛はおまけ程度で考えておけばOKです。(皮膚に馴染ませたあと残ったものを伸ばすくらいの感覚)

一度に全身に付けようとするのではなく、少しずつパーツごとに伸ばしていくイメージで塗布していくとムラ防止になります。

 

使い方その2.保湿クリームとして

少量ずつ手のひらから指の間まで広げて、地肌をメインにアロビーンコンディショナーを馴染ませてください。

ひどく汚れていなければ、シャンプーをしなくても乾燥やかゆみの気になる部分に薄く馴染ませるだけでOKです。

 

使い方その3.リンスとして

シャンプー→すすぎ→薄めたアロビーンコンディショナー→10分放置→すすぎ→タオルドライ→ドライヤー

ぬるま湯で溶かして液状にし、皮膚被毛に馴染ませ10分ほど経ってからな洗い流します。

リンスとしての使用方法なので、直接塗布するよりは洗い流す分保湿力はやや低下するイメージです。

アロビーンシリーズについてのメリット・デメリットや使い方、どんな変化があるのか?などについては、こちらの記事(犬の皮膚が乾燥してヤバイ!たった1本の保湿シャンプーで問題解決?)で詳細を書いていますので気になる方はご覧くださいませ^^

 

皮膚疾患を抱えているときのセルフシャンプーはできればやめて…

アトピー性皮膚炎に限らず皮膚疾患を患っているときは、できれば自宅でのセルフシャンプーはやめて頂きたいというのが本音です。

皮膚疾患の治療内容によっては薬浴を週に2回(2~3日に1回)行い、徐々に2週間に1回、月に1回といったように、一般的なシャンプー回数とは違うことがあります。

そのため、皮膚の状態の経過観察はもちろんですが治療としてのシャンプーになるので、治療をお願いしている動物病院がトリミングも行なっているようでしたら、ぜひそちらでお願いしてもらいたいのです。

また、素人である飼い主さんのシャンプーの仕方だと皮膚トラブルの原因・悪化になる可能性も高く、それが特に治療であるならセルフシャンプーは危険だと考えています。

ちなみに、トリミングサロンに薬用シャンプーを持参してお願いするということもできますが、動物病院トリマーとは違い基本的に薬浴についての知識や技術が不十分なところが多い傾向にあります。

サロントリマーは日常ケアがメイン動物病院トリマーは治療や健康維持のサポートがメイン、と考えてもらえるといいかも知れません。

もちろん、薬浴について詳しくスキルもあるサロントリマーもいますが、かなり少ないのではないかと個人的には感じています。

またこれは私の経験談ですが、飼い主さんが動物病院で処方された薬用シャンプーを持参されて「動物病院からこのように使用するように」と指導があったことをせっかく伝えて下さっても

「暇なときならいいけど予約も多いから5分も10分も置かなくていいよね!飼い主さんもわからないしw」

なんて言うあほんだらもいますし、私の身近なサロントリマーが低レベルなのかそんな人の方がほとんどなくらいです。

(動物病院に10年勤務していましたが、1年ほどだけサロンにいたこともありましたし学生時代の実習はサロンだったりしました)

ですから、できれば治療をお願いしている動物病院でトリミングも行なっているのであれば、ぜひ治療ですからその流れで薬浴をしていただきたいと切に願います。

 

自宅で薬浴をするときの必ず守ってほしい注意点

どうしても自宅でシャンプーをしてあげたい、通院するには時間が取れない、など事情がある場合は自宅で薬浴をするしかありませんよね。

ですので、ここで自宅で薬浴をする際の注意点をお話ししておきます。

そして、これからお話しする注意点は必ず守ってください。

 

  • シャンプー前にブラッシングをして毛もつれや毛玉を取り除く
  • お湯の温度は36~38度のぬるま湯を使う(かゆみがある場合は特に熱さを感じない温度を意識)
  • シャンプーのすすぎ残しのないように小型犬なら5分以上、中型・大型犬なら20分以上を目安に洗い流す(プロがやってもそれくらいの時間はすすぎで使うのでそれ以上かけてしっかりすすぐくらいの気持ちで
  • 乾かし残しのないようにしっかり乾かす(半乾きは雑菌繁殖・悪化のもと)

アトピー性皮膚炎に使えるシャンプーまとめ

  • アトピー性皮膚炎の治療や日常ケアにはアデルミルシャンプー→但し事前の診察必須

  • アトピー性皮膚炎の子でも使える一般シャンプーはアロビーンシャンプー

  • ドライヤー前の保湿剤には洗い流さないアロビーンコンディショナー

私がアトピー性皮膚炎のわんちゃんにおすすめできるものとしては、保湿剤と合わせてこの3つです。

ですが、薬用シャンプーの場合は自己判断で購入・使用できるものではないため、必ず動物病院で相談・許可が必要です。

無断で購入して使用しようと思えばできないことはありませんが、薬用シャンプーの種類によっては悪化する場合もあるので独断というのはおすすめできません。

既にアトピー性皮膚炎という診断が出ている場合は、「アデルミルシャンプーなるものを使ってみたいんだけどよきかの?|•ω•`)」といった感じで相談してみましょう。

アロビーンシャンプー・コンディショナーに関しては薬用シャンプーではありませんので、日常ケア用として持っておくことはおすすめです。

もちろん、アデルミルシャンプーもアトピー性皮膚炎ではなく、特別な皮膚疾患も抱えていないのであれば、日常ケア用としても使用可能ですが、許可はもらってくださいね|꒳˙*)チラッ

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